個人再生で口座を隠すとどうなる?バレない?口座隠しのリスクとは

個人再生で口座を隠すとどうなる?バレない?口座隠しのリスクとは

個人再生では、預金の大きさによって個人再生後の返済額が多くなる可能性があります。

そのため、「口座を隠して返済額を減らしたい…」と考えるケースがあるかもしれません。

こういった行為をした場合バレてしまうのでしょうか?また、バレた場合にはどうなってしまうのでしょうか?

個人再生をする人はそこまで預金がないとは思うけど…、でも、返済額に影響が出るなら隠したいって気持ちも分からなくはないかも…。

確かに、銀行などの金融機関に預けているお金が多い場合には、返済額にも大きな影響を与えるから、隠したいと考える人も多いのかもしれないね。
でも、さすがに、これはNG行為になってしまう。
バレると、個人再生が認められないケースもあるよ。

バレるとってことは、バレない可能性もあるの?

いや、個人再生は国家機関である裁判所が関わる手続きだからね。
基本的に、隠してもバレてしまうと考えた方がいい。
そもそも、預金が十分あるならそれで借金の返済も可能なわけだから、それを隠して借金の返済を免れるのはかなり悪質と判断されてしまう。
リスクを考えると絶対やらない方がいい、としか言えないかな…。

個人再生では多くの弁護士費用も必要とします。もし、個人再生が認められず弁護士費用も返金されないとなると…。

お金に困っている中でさらに辛い状況となってしまいます。

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個人再生における資産と返済額の関係

個人再生では、預金や車、住宅、有価証券、返戻金のある保険などの価値を換価し、それを清算価値とし返済額に影響を与える場合があります。

換価とは、売った場合にどの程度の価値があるのか、というもの。
実際に手放す必要はありません。

具体的な返済額の算出方法は、

  • 最低弁済額
  • 清算価値

この2つを比較して大きな金額を返済するというもの。

最低弁済額は借金(再生債権)の合計金額によって計算され、

500万円までの借金は100万円に、
1,500万円までの借金は5分の1に、
3,000万円までの借金は300万円に、
5,000万円までの借金は10分の1に。

最小で100万円、減額幅は最大で10分の1となります。

「個人再生は借金が5分の1になる」と聞いたことがあるかもしれませんが、それは、500万円〜1,500万円の借金を個人再生する人が多いからで、実際には、5分の1と決まっているわけではありません。

そして、預金や車、有価証券などの価値を換価した清算価値と比較し、いずれか高額な方が実際の個人再生後の返済額となります。

合計ではなく、比較して高額な方となりますので、もし、預金を清算価値に合わせても、最低弁済額を下回っているようなら預金は個人再生後の返済額に影響を与えないという事です。隠す事を考える必要もありません。

個人再生では通帳のコピー提出を求められる

個人再生では、個人再生をする本人名義の口座全てを裁判所に報告しなくてはなりません。

報告方法は、通帳の表紙のコピー及び取引が記載されているページのコピーを提出するというもの。

最新の取引履歴を必要とするので、記帳を済ませてからコピーをとる必要があります。

もし、途中、記帳をしていない期間があり、履歴の記帳を出来なくなっている場合には、銀行に取引履歴開示請求をして下さい。

ちなみに、銀行は取引履歴を少なくとも10年間保管していますので、記帳をしていない事を理由に、口座隠しをする事は不可能です。

あまり使っていない口座の通帳とかは、どこかになくしてしまいがちだけど、紛失してしまった場合にはどうするの?

その場合にも、銀行に取引履歴の開示請求をすることで残高やお金の動きが分かる書類を手に入れる事ができるから問題ないよ。

そっか、記帳していない場合と同じ手続きで問題ないんだね。
情報開示って手数料とかは必要?

手数料は必要になるね。銀行によってまちまちだけど、500円〜2,000円ぐらいに収まる事が多い。中には1ヶ月分につき200円といった形をとっている銀行もある。
ちなみに、取引履歴の開示には数週間程度の時間を必要とする場合もあるから、早めに行動するようにしよう。

家族の分を求められることも

隠す目的でなくても、本人名義の口座から配偶者へお金を振り込む機会などがあるかもしれません。

個人再生では、家計全体の状況も把握されますので、こういった不自然に思われてもおかしくないお金の動きがある場合には、配偶者の通帳のコピーも求められる可能性があります。

もちろん、意図的なものでなければ悪影響もありませんので、堂々と提出をして下さい。

仮に説明できないお金の動きであっても隠さないのであれば隠蔽にもなりません。

口座を隠した事がバレた場合には?バレないこともある?

「暫く使ってない口座だしバレないだろう」「返済を減らしたいし隠そう」と考える人も少なくありません。

しかし、お金に関する扱いは非常にシビア。納税でもそうですが、所得を隠した場合には最悪逮捕になるケースもありますね。さすがに、個人再生の口座隠しで捕まる事はありませんが…。

それでも、嘘をついて口座隠しが発覚した場合には以下のような状況に、

  • 再生計画決定前なら不認可になる
  • 決定後に発覚しても再生計画が取消しになる

口座隠しをしても再生計画が決定した地点で安心できそうに思えますが、実際には、決定後であっても再生計画が取消しになり、借金が元の状態へと戻ってしまいます。

これでは長い時間と労力をかけた個人再生がなんの意味もありません。

「実際にどの程度バレやすいのか?」という疑問もあるかもしれませんが、個人再生ではお金の動きを把握する作業に大きな時間をかけるので、メインで使っていない銀行だろうと基本的にバレずに済むということはありません。

そして、その口座に数年以内などお金を入れた履歴がある場合には、「忘れていた」では済まないでしょう。
隠蔽したという扱いになる可能性が高く、個人再生が不認可になってしまうかもしれません。

裁判所が銀行に直接確認するの?

いや、実際にはそこまでしていないよ。
でも、受任した弁護士は、債権調査を徹底して行うし、裁判所も不自然な点がないか細かく精査することになる。
この一連の流れで発覚する可能性が高いと言えるんだ。

不認可になった場合には弁護士費用が返ってくる?

個人再生をする場合の弁護士費用は40〜60万円とかなり高額。金額が大きい理由は、手間のかかる手続きとなるため、弁護士の拘束時間が長くなるからです。

個人再生の弁護士費用には決まった金額がありませんが、住宅ローン特則を利用しない場合は40〜50万円ほど、利用する場合は50〜60万円ほどとなっており、法律事務所による弁護士費用の差はそこまでありません。

口座隠しで不認可になった場合にこの弁護士費用が戻ってくるのか?という疑問が浮かぶかもしれませんが、基本的に戻ってこないものと考えた方がいいでしょう。

そもそも、不認可になった場合でも弁護士の拘束時間はさほど変わりませんし、なにより、不認可の理由が口座隠しである場合には、本人に問題があったという事になります。

全てのケースで全額返金されないとは言い切れませんが、それでも期待しない方がいいかと思われます。

また、個人再生の弁護士費用は『着手金』である事が多く、成功報酬とはなっていません(法律事務所によって異なる)。

着手金という名目は成果によって変わるものではありませんし、「着手金の返金可」としている法律事務所でも返金期間を設けている事が多く、口座隠しが発覚する時にはそのタイミングを逃しているでしょう。

金額が高い故に分割などが認められる事も多いのですが、不認可を理由に返済しないような事をすると、滞納金などが発生し、ますます辛い状況になってしまいます。

まとめ

以上が、個人再生の口座隠しに関してです。

大方の予想通りかとは思いますが、口座を隠しても基本的に良いことがありません。

万が一、うまく隠せれば返済額が減ることに繋がるかもしれませんが、それ以上にリスクが高すぎます。

個人再生は十分借金が減る方法です。抱えている資産は正直に伝えて、ルール通りの返済をするようにしましょう。

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