異動情報なしとは?任意整理でブラックリストに載る・載らないケース

異動情報なしとは?任意整理でブラックリストに載る・載らないケース

『債務整理をするとブラックリストになる…』

債務整理をする上で、最もネックになる項目の一つは、ブラックリストになり新たな借金ができなくなってしまう事でしょう。

ちなみに、ブラックリストとは信用情報に事故情報が残ってしまった状態。事故情報は『異動』という言葉で信用情報に記載されます。

しかし、この事故情報、『最も効力の弱い任意整理なら残らないケースもある』という事を耳にしたことがあるかもしれません。

確かに、任意整理の手続きを開始しても事故情報が残らないケースがあるのですが、どういった場合にそのような扱いになるのか確認してみましょう。

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3つの信用情報機関、それぞれの任意整理の扱い

日本には、『CIC』『JICC(日本信用情報機構)』『KSC(全国銀行個人信用情報センター)』これらの3つの信用情報機関がありますが、それぞれで事故情報の基準を定めており、任意整理に関しても、扱いが全く異なっています。

ただし、扱いが異なっていても、CRINと呼ばれるシステムによって事故情報は信用情報機関同士で共有されているよ。
だから、1箇所だけの事故情報なら問題ないという事にはならないんだ。

任意整理は、利息や遅延損害金がカットされるものの、元金などは基本的に全て返済する必要があり、見ようによっては、ただの返済スケジュールの見直し作業でもあります。

こういった事情もあり、特に信用情報機関によって判断の異なる債務整理となります。

CICの任意整理の扱い

CICでは、任意整理をしても事故情報が残る事はありません。

ただし、それとは別で、滞納を続けた場合は異動情報が残る可能性があります。

目安となる滞納期間は3ヶ月。

もし、任意整理をする前に3ヶ月以上の滞納をしている場合は、任意整理前から事故情報が残っている可能性がありますし、
任意整理後の返済を3ヶ月以上滞納した場合も異動情報が残ってしまうかもしれません。

注意したいのは、他の信用情報機関で記録される任意整理の異動情報よりも、こちらの滞納による異動情報の方が長期間残ってしまうということ。

滞納による異動情報が残る期間は基本的に返済終了から5年間。任意整理後の返済は3〜5年となりますので、任意整理開始からカウントすると、8年〜10年ブラックリスト状態になってしまうかもしれません。

JICCの任意整理の扱い

JICCは、信用情報機関の中で唯一、任意整理を事故情報として記録します。

異動の情報が残る期間は、5年を超えない期間とされますが、基本的に5年間はブラックリストになると考えておきましょう。

ブラックリストの期間は、任意整理開始から起算して考えます。ここで言う、開始とは、債権者に任意整理する旨を伝えたタイミングです。

弁護士を代理人とした場合は、受任通知を債権者に出したタイミング。自身で任意整理をする場合は、任意整理を申し出たタイミングとなります。

KSCの任意整理の扱い

KSCでは、任意整理を事故情報として扱いません。

ただし、KSCは銀行系の信用情報機関となるので、銀行を相手に任意整理をした場合は少し話がかわってきます。

銀行を相手に任意整理すると、支払われない分が保証会社から代行弁済されることになります。

銀行の借金は基本的に間に保証会社が入っているんだけど、
もし、返済がされなかったら、その分を保証会社が銀行に支払い充填される仕組みになっているんだ。

そして、この代行弁済が行われた場合には、KSCでも異動情報が記載される事になります。

異動情報が残る期間は5年間(代行弁済のタイミングから起算される)。

以上が、各信用情報機関の任意整理の扱いです。
直接、任意整理を事故情報として扱っているのはJICCのみで、期間は開始から5年間。

そのため、任意整理のブラックリスト期間は5年間とされるのが一般的です。

ただし、3ヶ月以上の滞納をしていた場合は、最長で返済終了から5年になるという落とし穴もあるので注意が必要。

任意整理をしても事故情報が残らずに済む唯一のケース

任意整理を開始すると、それと同時にJICCには異動情報が記載され、ブラックリスト状態になります。

しかし、このような状態になっても事故情報が訂正され、ブラックリスト状態では無くなる場合があります。

それは、過払い金が発生するケースです。

過払い金とは、利息制限法を超える高額な利息を支払っていた場合に発生するもので、時には数百万円に達することも。

もし、そのような多額の過払い金が発生するのであれば、抱えていた借金と相殺することで、任意整理によって利息や遅延損害金をカットしなくても残りの借金が返済できるケースも増えるはずです。
場合によっては、過払い金で残りの借金がチャラになるという事も十分考えられるでしょう。

任意整理は和解が成立するまでは取り消しが可能ですし、取り消した場合は、任意整理開始時に記録された事故情報を消す事も可能。

任意整理の取り消しで事故情報を消す方法

そして、過払い金は、あくまでも支払い過ぎていた利息を取り返す手続きとなるので、債務整理という扱いにはならず異動も記録されません。

以上のような流れで、任意整理をせずに済む場合は、任意整理を開始していてもブラックリストにならずに済むという事です。

CMなどでも見かけるけど、多額の過払い金が発生するのは、けして珍しい事ではないよ。
特に裁判で過払い金の返還が認められた2007年より前からの借金はかなりの確率で発生することになる。
グレーゾーン金利と呼ばれる利息制限法より高い金利が当たり前の時代だったからね。

基本的にはブラックリストになるものと考えておく必要がある

以上のように、任意整理を開始しても最終的にブラックリストにならないケースもありますが、過払い金が発生するのは古い借金に多いため、人によっては、そこまで望める事ではありません。

ブラックリストにならないかも、という希望的観測を持っても、多くの場合は思うようにはなりません。

そのため、任意整理をした場合は、基本的にブラックリストになるものと考えておきましょう。

また、ブラックリスト状態が続いているかどうかの確認は、信用情報機関に情報開示請求する事で可能です。

手数料が1,000円ほどかかりますが、確実にローンの審査を通すために確認しておきたいところです。

意外にブラックリスト期間は短いかも?!

『5年間ブラックリストになる』と聞くと非常に長いように感じてしまいますが、任意整理によるブラックリストは、前項のように任意整理開始から起算してカウントされます。

そのため、任意整理後の返済期間が5年の場合などは、返済し終わる頃にはブラックリスト状態が終わっています。

「ブラックリストだからローンを組めない」と考えている人でも、案外、もう借金ができる状態になっている、という事も少なくありません。

任意整理とはいえ、契約通りの返済が出来なかった事が、事故情報として残ってしまうのは仕方のないこと。
ですが、他の債務整理に比べると事故情報が残る期間も短いので、まだ受け入れやすい範囲のはずです。

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