任意整理の対象にしなくてもクレジットカードは使えなくなる!使える方法は?

任意整理の対象にしなくてもクレジットカードは使えなくなる!使える方法は?

任意整理は、利息や遅延損害金がカットされるものの基本的に元金の返済を必要とします。

借金が全て無くなる自己破産などに比べると効力が弱い方法になりますが、その分、債務先を選択して整理できるなど、他にはないメリットがあり、比較的、手軽に利用できる債務整理とされています。

債務先を選択する事によって、住宅ローンを整理の対象外として住宅を残したり、カーローンを整理の対象外として車を残したりと、生活への影響も最小限で済ませる事が可能。
任意整理は、年間200万人が利用しているともされる、最も、利用されている債務整理の手段になるんだ。

さて、そんな任意整理ですが、クレジットカードが使えなくなると困るからという理由で、クレジットカードの借金を整理の対象から外す判断をしたいと考える人も多いとされていますが、実はこれ、あまり意味がない事となります。

住宅ローンを整理しない事で住宅を残す事は可能ですが、クレジットカードを整理しない事はカードを残す事には繋がりません。

今回は、その理由と、任意整理後もカードを利用する方法について確認してみましょう。

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任意整理後はブラックリスト状態となる

任意整理は、元金の返済を必要としますが、契約通りに借金の返済ができなかったという状況には変わりがないため、信用情報には事故情報が残り、いわゆるブラックリスト状態となってしまいます。

この記事を読んでいる人の多くは、ブラックリストについてご存知かとは思いますが、ブラックリストになると、基本的に新たな借金はできない状況となります。

住宅ローンはもちろんのこと、カーローンやカードローン、消費者金融など、ありとあらゆる借金は、審査の際に信用情報を確認され、事故情報があると、まず通る事がないのです。

金融機関や貸金業者側からすると、過去に契約通りの返済ができなかった人は、お金に困っている事が目に見えています。その人にお金を貸すのは企業としてリスクでしかないので仕方ありません。

99%審査に通らないものと考えておいた方がいいでしょう。

クレジットカードを任意整理の対象から外してもクレジットカードが使えなくなる理由

なぜ、クレジットカードを任意整理の対象から外してもクレジットカードが使えなくなるのか…。

理由は簡単で、クレジットカードは借金をいつでもできる手段だからです。

クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠がありますね。

まず、ショッピング枠はネットで買い物をしたり、実店舗で買い物をした場合に使う枠で、正確にはお金を借りる事ではなく、カード会社に立て替えてもらう手段となります。
ですが、立て替え後の返済がされなければ、カード会社としてはお金が返ってこない状況。そのため、実質いつでも借金ができる仕組みとなります。

次に、キャッシング枠は、その名の通りお金を借りる手段となります。
買い物ばかりにカードを使っている人はご存じないかもしれませんが、実は、カードはいつでも現金を借りられる仕組みのものとなっているのです。
もちろん、ショッピング枠と同じく上限が決まっていますが、消費者金融なみの高利金利で、利息制限法の上限金利に近い水準となっています。

では、ここで、ブラックリストの説明を思い返してみましょう。

ブラックリスト状態では、審査時に信用情報が確認されるので新たな借金ができません。

そういった中で、新たな借金をいつでもできるクレジットカードを持っているのは矛盾が生じてしまいますね…。
カード会社としても、この状態を放置していると返済されない債権を増やしてしまう非常に高リスクの状態となります。

こういった事情から、新たな借金がいつでもできるクレジットカードは、任意整理で信用情報に事故情報が残ることで、利用停止の処理をされてしまいます。

クレジットカードで借金をしていなくても同じ

ちなみに、クレジットカードでキャッシング枠を使って借金をしている状態か、ショッピング枠を使っている状態か、という部分は一切関係ありません。

問題になってくるのは、“いつでも借金ができる状態”という部分となるので、例え、これまで滞りなく返済してきたカードでも、全く使っていない状態のカードでも、カード会社側の判断で利用停止とされてしまいます。

クレジットカードが使えなくなるタイミングは?

クレジットカードが使えなくなるタイミングは、大きく分けて2つ。多くの場合は、いずれかのタイミングでカードの利用が停止します。

更新時に信用情報を確認される

こちらは、多くの人が予想している事かと思いますが、更新時には、それに伴い信用情報が確認されるので、任意整理をした事で事故情報が残っている場合は、更新ができず新しいカードが発行されません。

残したいカードの有効期限はいつまででしょうか?その期間が短いほど早い段階で使えなくなるということになります。

途上与信で信用情報を確認される

有効期限が長いカードほど、任意整理後に使える期間が長くなる可能性がありますが、それとは別の理由で利用できなくなる可能性があります。

それが、途上与信と呼ばれるものです。

途上与信は、カード会社が定期的に行なっている“カードを持つのに相応しい人なのか”を確認する作業のようなもので、その行程の一つに信用情報を確認するというものがあります。
そして、事故情報が残っている場合は利用できなくなります。

途上与信を行う頻度はカード会社によって異なりますが、多く行う会社では、3ヶ月に1回ほどはその痕跡があります(信用情報機関の信用情報を開示する事で確認可能。『途上与信』という履歴が残る)。

ちなみに、個人で自分自身の信用情報を開示するには1,000円程の手数料を必要としますが、クレジットカード会社は年単位での契約をしているため、何回、信用情報を覗いても費用は変わりません。

一概に言い切ることはできませんが、これまでの経験上では、持っているステータスの低いクレジットカードほど頻繁に個人情報の確認を行います。
ステータス性の高いカードはお金を持っている人が利用するので信用の上で成り立っているということでしょう(高額な利用をしている顧客の情報を確認するのは失礼に当たるので)。

持っているカードが、ありふれたもので審査の簡単に通るカードであれば早い段階で途上与信をかけてくるかもしれません。

余談になるけど、自分自身で信用情報の開示をかけても、その履歴はクレジットカード会社など第三者では確認できない仕組みになっているよ。
だから、信用情報を開示しても、それでカード会社に怪しまれる心配はないんだ。

クレジットカードを任意整理するよりは長く使えるけど、いずれは使えない

以上のことをまとめると、

仮にクレジットカードを任意整理した場合は、当然の事ながら、その地点でカードが停止し、利用が一切できなくなります。タイミングとしては、任意整理をすることをカード会社に伝えた時(弁護士が代理人になる場合は受任通知がカード会社に出されたタイミング)。

そして、クレジットカードを対象外として任意整理をした場合でも、更新のタイミングか途上与信のタイミングで利用不可に。
更新は手元にあるカードで確認可能となりますが、途上与信の関係で早ければ任意整理を開始した翌日には利用停止となる可能性も考えられます。

クレジットカードを任意整理した時に比べると、任意整理に含めない方が長くカードを使える事にはなるものの、いつ止まるか分かりませんし、あまりメリットになるとは思えません。

そのため、カードを止めたくないという理由で任意整理の対象にしないのは得策とはならないでしょう。

もし、クレジットカードの借金に苦しんでいるようなら、即日、利用できなくなってでも任意整理の対象にするべきです。

任意整理後もカードを持つ方法

持っているカードに関しては基本的にいずれは利用できなくなります。

ですが、任意整理後であってもカードを持つ方法はいくつかありますので、確認してみましょう。

審査の緩いとされるカードの審査を通してみる

『事故情報=カードを持つことを禁止される』という事ではありません。あくまでも、カード会社の判断で利用できなくされるだけです。

そのため、審査の緩いカードであれば事故情報があっても発行できる可能性があります。

そして、事故情報があっても発行できる可能性があるカードとして有名なのが『アメックス』です。

実際、アメックスの関係者に確認しましたが、事故情報があってもカードを作れるか、という質問に対して否定は一切しませんでした。

事故情報があっても発行する可能性があるという事でしょう。元々カードを作るのが厳しい状態ですので、ダメ元でトライしてみる価値がありそうです。

家族カードを作る

債務整理をした場合に事故情報が残るのは債務整理をした本人だけで、配偶者など家族の信用情報には一切影響を与えません。

そして、配偶者などが新たにカードを作ろうとした場合、あくまでも本人のみの情報で審査され、仮に旦那がブラックリスト状態でも、妻の情報がクリアであれば審査に通ります(もちろん、一定の収入などを満たす必要がある)。
※配偶者が元々持っているカードもそのまま有効

そして、クレジットカードによっては同等の効力を持つ『家族カード』の発行が可能です。家族カードの発行は、仮にブラックリスト状態の旦那の分を発行しようとしても、妻の情報で発行されるため、問題なく作れます。

ポイントが妻に貯まったり、購入履歴がバレバレなど、不便な点も多々ありますが、それでもカードを持つ確実な方法として検討してみる価値があるはずです。

デビットカードを作る

こちらは妙案とはならないかもしれませんが、デビットカードをクレジットカードの代わりに持つというのも一つの手です。

デビットカードは買い物時に使えますが、口座と直結しており、使うと同時に口座の残高が減ります。そして、残高が足りない場合は使えません。

このような仕組みのため、デビットカードを発行する銀行側にはリスクが無く、基本的には審査なく発行可能です。

ただし、使えないお店も多いなどやや不便な点があるので、完全にクレジットカードの代わりにはならないかもしれません。

クレジットカードを持つ方法をさらに詳しく

最後に

任意整理後は、残念ながらクレジットカードを遅かれ早かれ使えない状態となってしまいます。

ただ、重要なのは、カードが使えなくなる事ではなく、借金の返済が苦しい状況を改善すること。

カードを使えなくなる事を恐れて借金問題を後回しにしてしまうと、状況はさらに厳しくなってしまうでしょう。

個人再生自己破産のデメリットを考えると任意整理で改善できるうちに行動するのが自分自身や家族の為になるはずです。

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