任意整理の遅延損害金カットとは?免除・減額になる金額とメリット

任意整理の遅延損害金カットとは?免除・減額になる金額とメリット

任意整理は、裁判所を通さずに債権者に直接交渉(多くの場合、弁護士を代理人として立てる)する方法で、多くのケースで利息や遅延損害金がカットされるという効力を持っています。

“多くのケースで”というのは、任意整理は裁判所の決定で決まるわけではなく、債権者に交渉をして着地点を決めるので、結論が明確ではなく、その都度、結果が異なるからです。

今回は、その中でも遅延損害金に着目して確認してみましょう。

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そもそも遅延損害金とは?なぜ発生するのか?

日常生活で遅延損害金という言葉を聞く機会はあまりありませんので、まずは、遅延損害金がどういったもので、どの程度の支払いを必要とするのかを確認してみましょう。

遅延損害金とは、名前の通り、借金返済を“遅延”した場合に発生する“損害”に対して支払うお金を指す言葉です。

返済がされないということは、債権者側としては本来既に手元にあるべきお金が得られていない状態。

貸金業でも銀行でも、お金があれば新たにお金を貸す事も可能になるわけですから、返済されない事により、それが出来ない状態になっているのは損害を被っているという事になるのです。

そして、“遅延損害金”という名目で本来返済するべきお金に上乗せし損害分を請求されることになります。

ちなみに、遅延損害金は利息と同じような性質を持っており、“年率何%”という形で加算され請求されます。
また、遅延損害金は金利より高い利率での請求が認められているので、遅延損害金だけでも高額になっているという事も少なくありません。

具体的な数字で言うと、利息制限法で認められている上限金利より、1.46倍の利率が最大値です。

利息は借りた事に対する代金のようなもの。
一方、遅延損害金も年利率で決まるけど、借りた代金ではなく返済が滞った事に対する損害に対して支払うお金なんだ。
同じ年利率の計算でも意味合いは全く異なる性質のお金という事になるよ。

ただし、実際には、ほとんどの企業で最大値の遅延損害金を設定している事はなく、
遅延損害金の利率は、契約時に定められていますが、基本的に20%ほどに設定されている事が多くなっています。

任意整理が利用されるのは、消費者金融やカードローン、クレジットカードなどの借金が多いのですが、いずれの手段で遅延損害金が発生していても概ね年利率20%程となっているはずです。

とはいっても、仮に200万円の借金を滞納している場合、年間40万円の遅延損害金が発生することになるので、借金返済にあたりかなりの負担になってしまいます。

契約通りの返済ができずに返済が滞っているわけですから、遅延損害金が発生した状態で、ましてや遅延により一括請求されている場合などは返済できるはずもありません。

そこで有効な手段になってくるのが『任意整理』という事になります。

ポイントは弁護士を代理人にすること!遅延損害金がカットされる仕組み

任意整理は元金の返済を必要としますが、あくまでも債務整理の一つの手段となるためブラックリストになるなど一定のリスクを背負うことになります。

そのため、任意整理後の返済が無理なくできるなど意義のある内容でないと任意整理をする意味がありません。

そこで重要になってくるのが「遅延損害金がカットされるのか?」ということ。
前項で触れたように遅延損害金はかなりの高利率でそれをカットできるかどうかはとても重要です。

先に結論を言うと、弁護士に受任してもらい代理人として交渉してもらった場合にはこれまでに発生していた遅延損害金をカットしてもらえる可能性が高いと言えます。

弁護士は任意整理を受任すると、最初に受任通知を債権者に送り、その後、取引履歴の開示を求めます。

そして、開示された取引履歴を利息制限法で引き直し計算し、和解案を債権者に提示して交渉を進める事になります。

この際の和解案には、遅延損害金に関する項目も盛り込まれ、弁護士はできるだけ遅延損害金をカットする方向で努力するように推奨されており、実際に、多くのケースでカットされる方向で和解が成立します。

中には、債権者側との交渉が難航し全てをカットするのが難しいケースもありますが、そういった場合でも部分的な減額が通るはずです。

一方、任意整理は弁護士を通さずに個人で交渉する事も可能ですが、この場合は、遅延損害金のカットに応じてもらえないケースも増えてきます。

足元を見られるなど、さまざまな理由がありますが、債権者としては、実際に損害を被っている中でその代償を受け取れない事態は避けたいと考えており、個人が交渉してくる場合には弁護士を介す時より強気で、遅延損害金のカットにこぎ着けるのがやや難しくなることが多いのです。

任意整理では利息もカットされる!

任意整理は、遅延損害金がカットされるだけでなく、利息がカットされるという大きなメリットがあります。

具体的にカットされるのは、任意整理開始から和解までに発生する経過分の利息と、和解内容に応じて3〜5年かけて残高を返済する事になりますが、その返済期間の将来分利息です。

任意整理は債権者との話し合いによって決着するので債権者によっては経過分の利息カットに応じない場合や、将来分の利息を年数%ほどの低金利で請求してくる場合もありますが、ほとんどのケースではカットされる事になります。

仮に、数%ほどの利息を請求される形になったとしても、消費者金融などはもともとの金利が15〜20%ほどになっている事が多いから、任意整理による効力は十分得られる事が多いよ。

こちらは、個人で交渉しても比較的カットされる可能性が高い項目となっています。

債権者としても、任意整理を成立させないと、元金もほとんど返ってこない個人再生や自己破産をされるリスクが高くなるので、できるだけ任意整理に応じたいと考えています。

そのため、利息や遅延損害金をカットするという債権者にとって不利な交渉にも応じてくれますし、ほぼ間違いなく和解が成立する流れとなります。⇒和解が成立せず裁判になるケースや一括で請求されるケース

まずは、弁護士に相談を

遅延損害金が多額になると、返済が難しくなりますし、その状態を放置するとますます厳しい状況になります。

そして、任意整理で済んだものが個人再生や自己破産に繋がってしまう可能性も考えられます。

そうなると、自動車や住宅を手放す事になるかもしれません。

もし、そのような状態で悩んでいるようであれば早めに弁護士に相談する事が重要。

『弁護士に相談する=債務整理をする』という事ではありませんので、借金問題のアドバイスをもらうという意味でもまずは一歩踏み出してみましょう。

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