ホスト通いの借金でのお悩み相談が非常に多くなっていますので、ホスト通いの借金に債務整理・自己破産がどういった効力を発揮するのかまとめます。
まず、ホスト通いの借金は、
- 消費者金融やクレジットカードからお金を借りる
- お店のツケ払いが支払えない
この2つのパターンが最も多いかと思います。
債務整理の中でも自己破産の効力は借金が帳消しとなる最も効力の強い方法となりますが、ここで心配になるのが「ツケ払いにも有効なのか?」ということですね。
確かに、一般的には借金が帳消しとなるイメージが強く、借金とは若干異なるツケ払いにまで有効なのか不安に感じるかと思います。
しかし、債務整理とは名前の通り“債務”に対して有効な手段です。
ツケ払いは相手から支払いを求められる立派な債務に該当しますので、債務整理の効力が及びますし、自己破産をした場合には免責の対象となり支払う必要が無くなります。
免責…借金が帳消しになること
そのため、ホスト通いで支払不可となっている場合には自己破産が有効な手段となる事が多くなっています。
また、「自己破産はさすがに…」という人は個人再生などが有効になることもあります。
ホスト通いで借金をする人が多いってテレビで見たことがあるけど、債務整理が有効になるんだね。
どんな形であれ支払いを求められている場合は債務に該当するからね。それが居酒屋やキャバクラでも、ツケ払いは立派な債務に該当するよ。自己破産をすれば返済する必要はなくなる。
ホストクラブがそれに応じないなんて事はないの?
応じる応じないは基本的に関係ないよ。自己破産に関しては債権者が反対しようと免責の対象となってしまうからね。
もちろん、良い受け取り方をされる事はないから出禁とかにはなるだろうけど。まぁ、自己破産をキッカケにホスト通いも辞めないとね。自己破産後は7年間、次の自己破産ができないから、またツケ払いをすると絶望的な状況になってしまう。
ホスト通いの借金は債務整理の対象
「ホスト通いでツケ払いが支払えない…」
こういった悩み相談の場合、自己破産で解決する事ができないと考えている人も多く、ホストクラブとの間に入って返済を減額する交渉をして欲しい、もしくは帳消しになるよう交渉して欲しいと考えているケースが多いです。
しかし、交渉をすれば減額に応じてもらえるケースもありますが、大幅な減額は難しく、根本的な解決とならない事がほとんどです。
そして、結局のところ自己破産など債務整理で解決する方法をお薦めすることになります。
「ホスト通いの借金やツケ払いを自己破産で解決できるんだ?」
という意見を言われる事も多いのですが、ツケ払いも債務に該当するため自己破産の対象となります。
ちなみに自己破産の効力は全ての借金(債務)が帳消しになり返済の必要がなくなるというもの。※一部例外あり
債務整理の中でも最も効力が強く借金問題を根本的に解決できる唯一の手段となっています。
ただし、ホスト通いは免責不許可事由となることも
全ての借金が帳消しとなるのが自己破産の効力ですが、どういった条件でも認められるという事ではなく、免責不許可事由に該当する場合は自己破産に失敗して借金が残ってしまう場合があります。
ホスト通いに関しては、収入以上に遊びに使ったこととなるため“浪費”に該当します。
そして浪費は免責不許可事由に該当するため、自己破産が認められない可能性も考えられるのです。
しかし、その一方で、浪費やギャンブルなど、やや身勝手な理由で借金を背負い自己破産を必要とするケースは非常に多いです。
こういった事情から免責不許可事由に該当する人、全てに自己破産を認めないと借金苦で途方に暮れる人だらけになってしまうため、余程、悪質でない限りは裁判官の裁量により免責を認める方針となっています。(裁量免責)
そのため、ホスト通いでも自己破産が認められる可能性の方が圧倒的に高いでしょう。
ちなみに、ホスト通いが借金の理由の一部でしかなく、大部分が他の理由で借金をしている場合は、免責不許可事由とはなりません。
免責不許可事由になるのは、あくまでも借金の主な理由が浪費などになっている場合です。
債務整理の種類とそれぞれのホスト通いの借金への効果
債務整理の種類は、
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
これらの3種類。
それぞれのホスト通いの借金への効果を確認してみましょう。
任意整理
任意整理は、債権者に直接交渉して利息や遅延損害金のカット、返済期間の見直しを交渉する方法。
高金利の消費者金融やクレジットカードに有効です。
元金を基本的に返済する必要がありますが、その分、債権者を選んで整理できるため、住宅ローンなど必要なローンを残す事が可能となります。
ツケ払いに関しても交渉が有効になることがありますが、そもそも金利の設定もないと思いますので、返済方法の取り決めや若干の減額程度になる事がほとんどで、そこまで有効にならないかもしれません。※この交渉は任意整理とは異なります
ホスト通いの借金に対しては、そこまで使う機会のない方法というのが正直なところです。
個人再生
個人再生の効力は、
①100万円未満…もともとの借金を全て返済
②100万円以上〜500万円以下…100万円を返済
③500万円超〜1,500万円以下…5分の1を返済
④1,500万円超〜3,000万円以下…300万円を返済
⑤3,000万円超…5,000万円以下…10分の1を返済
⑥5,000万円超…個人再生の利用不可
まず、債務の合計に応じて最低返済額が決まります。
そして、家や車や有価証券など、財産がどの程度残っているのか計算し、最低弁済額と財産の合計のいずれか大きい方の金額が最終的な返済額となります。
財産が残っていない状態なら借金が大幅に減額になるため、返済が可能となる場合も多いでしょう。
任意整理と異なり、住宅ローンを除き全ての借金が整理の対象です。ツケ払いに関しても減額となりますのでホストでの借金にも有効になってくるでしょう。
自己破産
自己破産の効力は、基本的に全ての借金が免責となり返済する必要がなくなるというものです。
一部、非免責債権がありますが、ホスト通いの借金はこれに該当しません。※免責不許可事由とは別の話です
自己破産の最大のデメリットは財産を手放す必要があるという事です。
個人再生では財産の価値を算出するだけでしたが、自己破産では実際に処分されてしまいます。
しかし、その一方で借金が全て無くなるので一度リセットしてやり直す事が可能です。
最終手段になりますが、ホスト通いで返済不可となっている場合には最も利用される手段となります。
まとめ
以上のように債務整理はホスト通いの借金にも有効です。
どの方法が適切かは人によって異なるので、実際に法律事務所に相談してみましょう。
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