意外に効果あり!過払い金の発生しない借金に任意整理は意味がない?

意外に効果あり!過払い金の発生しない借金に任意整理は意味がない?

任意整理は、利息や遅延損害金をカットした上で、返済期間を3〜5年に見直す債務整理の手続きですが、過払い金が発生している場合は、元金も含めて大幅に借金が減額になる可能性があります。

しかし、逆に考えると過払い金が発生していない限りは、元金を減らすのは困難な手続きです。

もし、過払い金が発生しない借金の場合は、任意整理をする意味があまり無くなってしまうのでしょうか?

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過払い金の発生条件

過払い金とは、利息制限法を超える利息を支払っていた場合に発生する払い過ぎの利息。

2007年に裁判で過払い金の返還が認められた事をキッカケに、過払い金が発生している場合は、債権者に直接請求する事で返還に応じてもらえるようになりました。

なぜ、貸金業者などは利息制限法を超える金利を設定していたかというと、
利息制限法より高金利が認められている出資法というのがあって、その出資法の上限金利内で金利の設定をしている企業が多かったんだ。
でも、これは、グレーゾーン金利と呼ばれる金利で、結局は2007年の判決で利息制限法を超える金利は無効という判断がされたから、今では、利息制限法を超える金利を設定している企業はほとんどない。

2007年の判決をキッカケに、多くの消費者金融やクレジットカード会社は、自らの判断で、金利を利息制限法の上限金利以下に変更。

さらに、2007年から2010年の間に、段階的に改正貸金業法が施行され、現在では、利息制限法を守った金利が義務付けられています。

※一部、質屋などは、利息制限法を超える金利を今も持続しています。

任意整理では、手続きの最初の段階として弁護士が債権者から取引履歴を取り寄せて、それを利息制限法で引き直し計算をして、過払い金の発生に関しても調べる事になりますが、

改正貸金業法などによって、2007年以降は利息制限法を超えた利息を支払っている事が殆どありませんので、それ以降にした借金に関しては、ほぼ過払い金が発生しません。

過払い金請求のCMも多く見かけますが、それらは、基本的に古い借金に対するもので、最終支払いから10年以内であれば時効が成立していないので、今でも請求する権限があるというものです。

もし、任意整理をしようとしている借金が2007年より古くからの借金である場合は、過払い金で元金を減らす事ができるかもしれませんが、それ以降の借金を任意整理予定の場合はあまり期待できません。

特にクレジットカードや誰もが知る大手の消費者金融は、2007年以降に利息制限法を超える利息請求をしているとは考えづらいでしょう。

過払い金請求をできない場合は任意整理をする意味がない?←これは間違っています

では、本題である『過払い金の発生が期待できない借金は任意整理をしても意味がないのか』という疑問に関してですが、

確かに、過払い金が発生しない場合は、元金が減らないので効力が弱いようにも感じますが、
実は、任意整理の魅力はそれ以外の部分にあるので、過払い金が発生しない場合でも十分な効力を発揮します。

任意整理の魅力1 手続き開始で返済が停止

任意整理を弁護士に受任してもらうと、即日、受任通知が債権者に出され、任意整理の手続きがスタートします。

そして、受任通知を受け取った債権者には、任意整理の交渉に応じる義務があるので、取り立てや督促が一切できなくなります。

仮に、任意整理開始後も取り立てを続けると、業務停止や、最悪の場合、貸金業の許可が取り消されてしまうかもしれない。
ここまでのリスクを冒して請求しようとはしないから確実に取り立てが止まるよ。

任意整理の和解が成立すると再び返済が再開しますが、任意整理開始から和解までに要する期間は3ヶ月〜半年ほど。

これだけの期間、借金の返済を必要としなければ、お金を貯めて返済に備える事も可能でしょう。

借金が減るのとは別の問題ですが、金銭的メリットは非常に大きいものがあります。

任意整理の魅力2 利息がカットされる

任意整理は、債権者に直接交渉をして返済方法を決めるので、都度、和解条件が異なってきますが、それでも多くのケースで利息がカットされる事になります。

具体的にカットされる利息は、最終返済から和解までの経過利息と、和解後の将来利息。

任意整理は、基本的に消費者金融やクレジットカードなど高金利の借金に有効な手段となりますが、その最大の理由が利息のカットにあります。

仮に、年利率15%で100万円の借金を5年で返済する場合、
最終的な返済総額は1,427,378円で、利息だけでも427,378円支払う事に。

この利息をカットできるわけですから、元金が減額にならなくても任意整理の効力は十分強力と言えるでしょう。

ただし、債権者によっては数%程度の利息を残すように要求してくる場合もある。
それでも、本来の利息から考えるとかなりの低金利にはなるけどね。

また、遅延損害金が発生している場合でも、多くの場合、カットすることが可能です。

ただし、経過利息遅延損害金のカットは、自分で交渉してもカットが難しいケースがあります。
費用が多少かかっても弁護士に依頼するのが返済総額を減らすポイントになってくるでしょう。

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任意整理の魅力3 返済期間が見直される

消費者金融などの借金は、貸金業界の自主規制によって、返済期間が短めになっている事が多く、その分、毎月の返済額が多額になってしまうケースがあります。

ですが、任意整理では、返済期間を3〜5年で見直す事が可能となるので、仮に、元々の返済期間が残り2年だった場合に、任意整理後の返済期間が4年で成立すると、それだけでも毎月の返済額は半分で済む事になります。

さらには、利息のカットなどによって返済総額も減るわけですから、実際には半分以下の返済額になってくるはずです。

「返済期間は4年もいらない」という意見もあるかもしれませんが、将来分の利息はカットされているので、返済期間が長引いても返済総額に影響を与える事はありません。

そのため、できるだけ長い期間で和解を成立させた方があなたにとってメリットが大きくなるでしょう。

ちなみに、お金に余裕がでてきたら、前倒しで一括返済する事も可能。

以上のように、仮に過払い金が発生しなくても、任意整理をする価値は十分あるという事が言えます。

ただし、注意点として、利息がカットされ返済期間が3〜5年に見直される効力から、金利が低い借金もしくは返済期間が長い借金には適しません。

代表的なものとしては、教育ローンや奨学金、カーローンや商売のために受けた融資など。

逆に適している借金には、消費者金融やクレジットカード、カードローンなどが挙げられます。

例外的に過払い金がなくても元金が減額される例

任意整理では、過払い金が発生しない限り、基本的に元金は減りません。

しかし、任意整理後の返済を3〜5年の分割ではなく、一括払いにした場合、例外的に元金の減額を認めてくれる場合があります。

任意整理後の返済は、利息がカットされるので返済期間が長いほど、お金の回収ができず、債権者としては損失です(本来は利息を得て利益を上げる中、利益が出ないのにお金を貸している状態となるので)。

そこで、一括払いを申し出れば、既に発生している経過利息や遅延損害金のカットを認めた上で、元金も若干の減額を認めてくれる場合があります。

元々の返済が困難な中で任意整理をするので、一括は難しいかもしれませんが、家族や親族の協力を得る事でこういった選択肢を選ぶ人もいます。

もし、一括払いができるのであれば、弁護士を通し交渉してみる価値があるでしょう。

利息や遅延損害金がカットされても返済が難しい場合は個人再生や自己破産を選択

過払い金が発生しなくても任意整理をやる意味は十分ありますが、それでも、人によっては任意整理をしても返済が追いつかない事があるかと思います。

そういった場合には、借金が5分の1(借金の金額による)に減額される個人再生や借金が免責になる自己破産を利用するしかありません。

ただ、これらの方法は任意整理とは比べものにならないほどデメリットも大きくなりますので、借金問題のプロである弁護士によく相談してから判断するようにしましょう。

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